オリジナルスキル研修紹介②ボス・マネジメント

2019年08月16日 投稿者:   近藤美樹/徳田亮 カテゴリ: ブログ
オリジナルスキル研修紹介②ボス・マネジメント Photo by damedeeso / PIXTA
当社V&Vが実施するリーダー育成研修は、受講者の意識・行動変革を実現するために、緻密に計算した「インプット」と「アウトプット」の場で構成されています。

プログラムの要の「インプット」である、当社オリジナルのスキル研修は、いずれの科目も、知識を得るためのお勉強ではなく、「使ってナンボ」に徹底してこだわった実践的な内容です。今回は「ボス・マネジメント」をご紹介します。
(*受講者の感想は、組織・個人が特定できない程度に表現を一部変えてあります)
 
特 徴
多くの企業で、「管理職」と「若手社員」の間で、コミュニケーションがうまく取れない、信頼関係が築けないといった問題が顕在化しています。V&Vはこの原因には、大きく「時代」と「視座」の二つがあると考えています。
 
① 時代の違い
  • 上司が育ってきた時代には、欧米の先進モデルがあり、外部環境の変化速度が相対的に遅く、どうすればいいのか、に対する「正解」が多かれ少なかれ存在した。そして、社歴が長いほど「正解」のポケットを多く持つ傾向があった。今は、日本が欧米に肩をならべ、かつ、「VUCAワールド」と呼ばれる、外部環境の変化速度が速い時代となり、そもそも誰も「正解」を持てなくなった
  • 社内で、上司は部下の「早期育成」をミッションとして与えられるが、自分達は「上司の背中を見て育て」と言われて育ってきたので、教わってきた経験が乏しく、どう教えていいのか、の方法論が経験則として分かっていない
  • 現在、上司は、常にセクハラ、パワハラのリスクにさらされている(と上司は認識する傾向にある)
 
② 視座の違い
  • 部下は自分周りの意識が強く、職場環境に対する「快・不快」や自分の「成長」を起点にものごとを考えがち。上司は、文字通り「上」から物事を俯瞰し、ビジネスを起点とする発想をする(はず)。
 
V&Vは「管理職」と「若手社員」のコミュニケーションを円滑にするには、この二つのギャップを埋めることが重要だと考えています。そのための仕立てとして、これまで2つのメニューがありました。1つは、上司を対象にした研修、もう一つは、上司と部下を同時に対象にしたワークショップです。さらに、昨年、クライアントの要望もあり、「部下」の意識と行動変革に主眼をおいた「ボス・マネジメント」研修を開発し、実施しました。
 
【内 容】
受講者(部下)は次のことを学びます。
  • 「時代」「視座」両面から、部下が上司の置かれている「現実」を客観的に捉え、「上司はつらいよ」ということを論理、心情、両面から理解する
  • 「フォロワーシップ」という概念を理解し、VUCAワールドにおける、部下から上司への働きかけの重要性を認識する。特に、上司が「正解」を持つべき、という「べき論」から脱却し、「指示待ち」の姿勢を克服する
  • 上司との信頼関係や協業体制の構築のための、部下に求められる具体的な行動を知る
 
【進め方の工夫】
  • 研修では、さまざまなタイプのボスに関する部下の悩みを題材とした「ケーススタディ」を活用します。
  • どのケースもリアリティのある設定で、登場するボスたちは、いかにも職場にいそうな人物です。受講者は自分のボスを投影しながらも、相談を受けている第三者として、客観的な視点で問題を捉え、ケースの中の部下がどのように対処すればよいのか?を考察します。
  • 各ケースについて、グループ討議と全体討議を通して、問題のあるボスへの理解を深めるとともに、部下としての盲点に気づきを得ていきます。
 
受講者の声
【フォロワーとしてのあり方を認識した】
チームの運営においては、上司のリーダーシップや人柄が重要で、部下のモチベーションをあげるためには、上司がよりよい環境をつくるべきだと思っていた。初めて「フォロワーシップ」について学び、フォロワーである部下のマインドセットや行動がチームを強くするための重要な要素であることを知った。
 
フォロワーとして、受け身ではなく、主体的な行動が求められていることを認識した。特に次の2つを意識していきたい。
  • 上司の仕事でも、自分ができることはやってみる。それは、上司の助けになるだけなく、自分自身の成長につながる。
  • 上司はスーパーマンではなく、「人間」。上司に求めすぎない。
 
【上司への効果的な接し方を具体的に学んだ】
上司理解や上司との関係構築のためのアクションを具体的に学んだので、早速実践してみたい。
 
上司とのコミュニケーションに有効な「賢いモノの言い方」が役に立った。上司の視座に合わせた話し方について具体的に学んだので、早速職場で実践したい。
 
【ケーススタディで洞察を深めた】
「上司に対して悩んでいる人」に対して第三者として相談にのる、というケーススタディが有意義だった。自分が当事者だと視野が狭くなるが、客観的に他者の悩みとして捉えることで受講者から幅広い意見があがった。上司に対する悩みを抱えている人には、即効性のある学びだったと思う。